2010年5月14日金曜日

陳政宇



先日、宝塚ベガホールで行われたリサイタルで久々陳君に再会しました。
彼とは上海・青島とピアノコンチェルトの仕事で僕が専属調律師として中国を共に旅したのが最初でしたが、
それから数年かれはどんどん進化を続けています。
ダン・タイ・ソンの元で学びながら苦学しながらも確実に力をつけて来ている彼は以前よりも随分頼もしく見えましたが、
時折見せる笑顔は何だか人なつっこくて、出会った頃と何にも変わらない好青年でした。
リサイタルの途中指揮者の守山俊吾先生の呼びかけもあり、彼に燕尾服をプレゼントしようと気持ちのお金が集められ、
そのお金を持って早速帰り道に、彼の日本での父親代的存在でもある後援会の呉橋さんと共に燕尾服を購入しました。
なかなか凛々しい姿ですね。

彼はまだまだこれから大きいタイトルを掴んで行くと思います。
その姿を彼を応援してくれている人達と共に見守って行ければ嬉しいなと思います。

これからバレンシアでCDレコーディングが控えているようですが、その録音の音源も楽しみです。