2012年7月9日月曜日

夏に向けてキャトルのクーラー修理

去年の夏あまりクーラーが効かない状態で放置していたキャトルのクーラを重い腰上げて直しました。
カーエアコンの修理は古い車乗ってると多かれ少なかれ発生するかも知れませんが、家のキャトルはR12の旧ガス使用です。
外注すれば高く付くので、やはり自分で修理するのがベストです。
いつもやってる事ですが、ボンネット外して整備してると何故か人が寄って来て話しかけて来てくれるのでその度作業が中断します。
この日も何人か話しかけにしましたが、時間がなかったので適当に相手しながら、ちゃっちゃと作業を進めました。
因に今回は電源入れてもコンプレッサー回っていなかったので、完全にガス漏れ、空の状態でした。



とりあえず、全てのパッキン交換から、コンプレッサー側です。
ガスは入っていないので躊躇せずどんどん外します。





レシーバー。本当は交換したいのですが、今回はこのままで。




コンデンサー側ですが、オイルが吹き出した跡があったので外してみると案の定パッキンヘタっていました。



パッキンのヘタリだけでなく、少し錆びも浮いてます。





新品のパッキンに交換です。古いパッキンはボロボロでした。





エバポレーター側ですが、一度クーラーを取り外さないといけません。





エバポは分解後エアコンクリーナーで奇麗に掃除して組み直しました。





その後一度組み直し真空引きしたのですが、かすかにゲージの針が戻ります。どこかに漏れがあるので、一度ガスを少し入れて様子見たら
コンデンサーからオイルとガスが吹き出しています。しょうがないのでコンデンサーを外してみると......。



コンデンサー下部から漏れが。磨くとよく分かりますが、奇麗に穴が空いています。しょうがないので今回は板金用半田で塞ぎました。




因みに穴の原因はスピードメーターのケーブルとコンデンサーが干渉する為こすれて穴が空いたようです。前オーナーの取付方法に問題があったようで、以前にも修理した形跡が反対側にありました。今回はスペーサーを替えてギャップを広くして、クッション材をケーブルとコンデンサーの間に設けたので、これでOKなはず。





少し多めに盛っておきました。





エキスパンジョンバルブ側のパッキンですが、こちらは替えた形跡ありました。エキパンも詰まり等あるようであれば替える必要がありますが、調子いいのは分かっていたのでこのまま行きます。




最後に真空引きしてしばはらく放置。今回はかなり放置してもゲージマニホールドの針はびくともしていません、完璧です。
R12の旧ガスとコンプレッサーオイル、添加剤も入れて終了。
冷え冷えクーラーが復活しました。
クーラの修理はそんな難しいものではありませんが、ガスの充填にはやはりゲージ見ながら規定量入れるってのが基本だと思います。
R12ならそんな気を使う必要もないように思いますが、間違ってもガソリンスタンドの兄ちゃんなんかにエアコン触らしてはいけないと思います、ちゃんとした整備屋でメンテしてもらわないとエアコンを壊されかねません。

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