2011年8月16日火曜日

夏休み No,7


まだまだ続きます。
こちらはSC
CFのシリーズが出る前のコンサートグランドですが、とにかく側板がかなりず太い感じのピアノです。
歴史的に意味のあるピアノだと思いますが、悲しいかな大体は古いと言う理由でたらい回しにされたり、どこかの倉庫の奥にほうり込まれたり、色々と可哀想な扱いを受けているSCを見たことがあります。



ボチボチ作業開始です。



バランスの部分に二箇所見かけない金具が見えますよね。
これって・・・?ダンプチェイサーか何かを付けていたと思うのですが、今は使われていない金具です。



棚板ですが、ベッティングスクリューがないタイプのキーフレームなので、摩擦を減らす為棚板がキーフレームに接触する部分は
かまぼこ状に膨らんでいるのが解りますかね?



これが謎の金具に取り付けられていた物に電源を供給するコンセントです。
何を付けていたんだ??



勿論5セクションアクションですが、ほこりが・・・・。



ん〜立派な埃だ〜、毎日これです、埃・埃・・・。



へこたらずに掃除します。



現在の放射状支え柱とは全く設計が違いますよね。
鳴りははっきり言って鳴らないピアノだと思います。
でもやはりコンサートピアノの音はしています。大切にして頂きたいですね。



ダンパーレバーの写真ですが、きっちり作られていますよね。
このボタンなら掛かり調整し易いんですがね〜。
ダンパーは軽かったです。軽くて反応の良いダンパー、でもフェルトがかなりへたって来てたので、どうしようも無い箇所は
フェルト交換して止音不良を直して帰って来ました。後は一箇所ハンマーの膠切れがあったので、ハンマー外して再度接着して
帰って来ましたが、ちゃんと手をいれれば伴奏に使う程度ならまだまだ使えるピアノだと思います。

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